以前、私はホテルの客室清掃の仕事をしていました。
客室清掃というと、
「部屋を掃除する仕事」
「ベッドメイクをする仕事」
というイメージが強いと思います。
私自身も働く前は、ここで身についたことが別の仕事で役立つなんて思ってもいませんでした。
ところが客室清掃を辞めて、全く別の仕事をするようになってから、
「客室清掃で身についたことって、意外と他の仕事でも使えるんだ!」
と感じることが増えました。
特に役立っているのが、
- 時間内に仕事を終わらせること
- 無駄なく動くこと
です。
今回は、客室清掃で身についたスキルが転職後の仕事でどのように活かされているのか、私自身の経験を書いていきたいと思います!
客室清掃は常に「時間」を意識する仕事だった
ホテルの客室清掃には時間制限があります。
宿泊していたお客様がチェックアウトした後、次のお客様がチェックインするまでに部屋をきれいに仕上げなければいけません。
ベッドを整えて、お風呂やトイレを掃除して、ゴミを回収して、掃除機をかけて、アメニティを補充して……。
やることは意外とたくさんあります。だからといって、一つひとつの作業に時間をかけすぎるわけにもいきません。
働き始めた頃は目の前の作業をこなすだけで精一杯でしたが、慣れてくると、
「この作業をしている間に、こっちもやっておこう」
「次にこれを使うから、ついでにこれも準備しておこう」
「ここまで終わらせてから次の作業に移ろう」
と、自然と先のことを考えて動くようになりました。
「無駄なく動く」という癖がついた
客室清掃を経験して一番身についたと思うのが、無駄な動きを減らすことです。
たとえば、必要なものを一つ取りに行って戻ってきて、また別のものを取りに行く。
これを何度も繰り返していたら、それだけで時間がかかります。
「次に何が必要になるか」を考えて、一度の移動でできることをまとめる。
客室清掃では、そんな小さな工夫の積み重ねが仕事のスピードにつながっていました。
当時はそれが特別なスキルだとは思っていませんでした。
むしろ、「時間内に終わらせることは普通のこと」くらいに思っていました。
転職後に「動きに無駄がないよね」と褒められた
客室清掃を辞めて、今は飲食店のホール・キッチンをしているのですが、意外なことがありました。
上司に「動きに無駄がないよね!」って褒めてくれたのです。
自分では普通に仕事をしていただけだったので、最初は少し驚きました。
でも考えてみると、
「次に何をするのか考える」
「一度の移動で複数のことを済ませる(または複数の道具を一度で出す)」
「時間内に終わるように順番を考える」
という動き方が、客室清掃をしていた時に自然と身についていたんだ!と気づかされました。
客室清掃をしていなかったら、ここまで自然にできていなかったかもしれません。
仕事を任せてもらえるようになった
効率よく動くことを評価してもらえるようになってから、少しずつ仕事を任せてもらえることも増えました。
そして、今までやっていなかった新しい仕事も教えてもらえるようになりました。
仕事を始めたばかりの頃は、もちろん分からないこともたくさんあります。
それでも、
「今できる仕事を時間内に仕上げることを目指す」
「周りを見ながら次に必要なことを考える」
ということを続けていると、少しずつ任せてもらえる範囲が広がっていくんだなと感じました。
これは転職して初めて気づいた、客室清掃で働いた経験の大きなメリットです。
客室清掃は「掃除の技術」だけが身につく仕事ではなかった
客室清掃をしていた頃は、
「この経験が将来何の役に立つんだろう?」
なんて考えたこともありました。
でも今になって振り返ると、身についたのは掃除やベッドメイクの技術だけではありませんでした。
時間を意識すること。
仕事の優先順位を考えること。
無駄な動きを減らすこと。
体力がつくこと。
そして、決められた時間の中で仕事を終わらせること。
こうした力は、職種が変わっても使えます。
私にとって客室清掃は、掃除の仕方だけではなく、仕事を効率よく進める力を身につけられた仕事でした。
もし、今の仕事を辞めて転職することがあったら客室清掃に戻ってもいいな、と思ったりもします^^

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