私は以前、占いをする側にいたことがあります。
人を占うこともありましたし、自分自身も悩みがあると、
「これからどうなるんだろう?」
「相手はどう思っているんだろう?」
と、占いに答えを求めることがありました。
占いが嫌いだったわけではありません。
むしろ好きだったからこそ、自分でも占うようになったのだと思います。
でも今は、人を占うことはほとんどなくなりました。
占いやスピリチュアルそのものに対しても、以前とはかなり見方が変わっています。
今回は、占いをする側だった私が、なぜ占いから少しずつ距離を置くようになったのかを書いてみようと思います。
占いをしていると、人の悩みをたくさん聞く
占いをしていると、いろいろな相談を聞きます。
恋愛、仕事、人間関係、将来のこと。
特に多いのが、
「相手は私のことをどう思っていますか?」
「この人と付き合えますか?」
「仕事を辞めたほうがいいですか?」
といった、自分だけでは答えを出しにくい悩みです。
もちろん、私自身も似たようなことで占っていました。
不安なときに占ってもらって、良い結果が出ると安心する。
でも、しばらくするとまた不安になる。
そして、もう一度占う。
そんなこともありました。
占っても、現実そのものが変わるわけではない
占いから距離を置くようになった大きな理由のひとつが、
「結局、自分が行動しないと現実は変わらないんだな」
と思うようになったことです。
例えば、仕事を辞めるか悩んでいるとします。
占いで、
「辞めたら良い方向に進みます」
と言われたとしても、実際に退職するか決めるのは自分です。
次の仕事を探すのも自分。
反対に、
「今は辞めないほうがいい」
という結果が出たとしても、本当に限界なら辞めるという選択肢もあります。
占いの結果がどうであれ、最後に現実を動かすのは自分なんですよね。
当たり前のことなのですが、占いから少し離れてみて、改めてそう思うようになりました。
「相手の気持ち」を知って、それからどうする?
以前は私も「相手の気持ち」を占うことがありました。
でも今考えると、
本当の気持ちは本人にしか分からない
んですよね。
「相手はあなたのことを気にしています」
と言われて安心しても、現実で連絡が来なかったり、態度が変わらなかったりすれば、結局また悩みます。
だったら占いの結果より、
「実際にその人は自分に対してどんな行動をしているのか?」
を見るほうが分かりやすいこともあります。
言葉や占いの結果より、現実に起きていることを見る。
今はそのほうを大切にするようになりました。
心理学を学んだことで、考え方が変わった
私の場合、心理学を学び始めたことも大きかったと思います。
自分がなぜ同じことで悩むのか。
なぜ相手の気持ちがこんなに気になるのか。
なぜ嫌なことがあると、必要以上に引きずってしまうのか。
そういったことを「未来はどうなる?」ではなく、
「私はなぜこう感じているんだろう?」
という方向から考えるようになりました。
すると、占いで未来を知ることよりも、自分自身の考え方や行動を変えることのほうに興味が向くようになりました。
占いを完全にやめたわけではない
とはいえ、私は占いを完全に否定しているわけではありません。
今でも、自分でタロットカードを引くことはあります。
ただ、以前とは使い方が少し違います。
「カードがこう言っているから絶対こうする」
ではなく、
自分の考えを整理するためのひとつの材料
くらいに考えています。
例えば、
「AとB、どちらにしよう?」
と迷ったときにカードを引いてみる。
そして結果を見た瞬間、
「いや、私はこっちのほうがいいと思う」
と感じることがあります。
それなら、その自分の反応もひとつの答えです。
占いに人生を決めてもらうのではなく、自分の本音を確認するきっかけとして使う。
今の私には、そのくらいの距離感がちょうどいいと思っています。
占いに依存してしまうこともある
占いをする側を経験したからこそ、少し怖いと思う部分もあります。
不安が強いと、
「もう一回だけ聞きたい」
「昨日と状況が変わったかもしれない」
「別の占い師にも聞いてみよう」
と、どんどん答えを求めたくなることがあります。
でも、何度占っても不安が消えないなら、必要なのは新しい占い結果ではないのかもしれません。
自分で決めることが怖かったり、誰かに「大丈夫」と言ってほしかったりする可能性もあります。
私自身、占いとの距離ができたことで、
「答えを外に探しすぎていないかな?」
と考えられるようになりました。
占いをする側だった私が今思うこと
昔の私は、占いにはもっと大きな意味があると思っていました。
でも今は、
占いは人生の答えそのものではない
と思っています。
参考にするのはいい。
楽しむのもいい。
自分の気持ちを整理するために使うのもいい。
でも最後に決めるのは自分です。
占いから少し距離を置いたことで、私は以前よりも「自分はどうしたいのか」を考えるようになりました。
占いをする側を経験したことも、占いから離れたことも、どちらも無駄ではなかったと思っています。
今でもたまにカードを引きます。
でも、カードに人生を決めてもらうのではなく、
「私は本当はどうしたい?」
と自分に問いかける。
今の私にとって、占いはそのくらいの存在になっています。

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